米国の住宅面積、240平方mと過去最大に 格差拡大が影響
ニューヨーク(CNNMoney) 米国勢調査局の統計によると、米国内で2013年に建設された住宅の平均面積は約240平方メートルとなり、バブル期の約220平方メートルを抜いて過去最大となった。
この背景として、住宅メーカーでつくる業界団体の関係者は、「株式市場に多額を投資していれば、資産は2009年の倍になった」と指摘、こうした層が購入する住宅が大型化していると分析した。
13年の新築住宅のうち、280~370平方メートルの邸宅が占める割合は21.7%となり、2005年の15.6%から大幅に増加。面積の増大に伴って部屋数も増え、プレールーム、ホームオフィス、書斎、ガレージ上階の居間は必須になった。
一方で、住宅を初めて購入する若い世代はローンが組みにくかったり学生ローン返済などの問題を抱える。その結果、こうした層は住宅購入者が減り、130平方メートル以下の住宅が新築住宅に占める割合は、2005年の9%から13年は4%に縮小した。
子ども部屋の数は増加傾向にあり、13年の新築住宅のうち寝室が2室に満たない住宅は5万9000戸のみ。寝室4室以上の住宅が25万戸を超えた。