米1~3月期GDP、3年ぶりマイナス成長
ニューヨーク(CNNMoney) 米商務省は29日、今年1~3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の改定値を発表した。年率換算で前期比1.0%減となり、2011年1~3月期以来のマイナス成長となった。
今年の冬は例年よりも寒い時期が続き、小売りや不動産市場が落ち込んだ。これにより1~3月の減速は予想されていたと、ドイツ銀行の米国担当チーフエコノミスト、ジョゼフ・ラボーニャ氏は語る。
今回の修正は、企業の在庫投資が減少したことが主な要因。PNC銀行のチーフエコノミスト、スチュワート・ホフマン氏は、自動車業界では大雪のために自動車の売れ行きが落ち、各メーカーが減産、経済全体に悪影響を与えたと指摘した。
4~6月期は景気が上向くと専門家はみている。ホフマン氏は「自動車の販売が回復しており、生産も元に戻るだろう」と言及。ラボーニャ氏は同期の経済成長率が4%を上回ると予想する。