中国の学生の人気就職先、アリババが2位に トップは中国銀行
香港(CNNMoney) 中国の学生の就職先として人気が高いのは阿里巴巴集団(アリババグループ)と中国銀行、華為技術(ファーウェイ)の3社――。調査会社ユニバーサムが中国の学生5万5000人を対象に実施した調査でそんな結果が出た。
調査では、国際企業への就職を希望する学生が全体の約4分の1を占めたのに対し、新興企業への就職希望は9%、起業したいという学生は5%にとどまることも分かった。
キャリア目標として重視するのはワークライフバランスが筆頭で、2番目は安定性だった。
ビジネス系の学生の人気企業ランキングでは中国銀行が7年連続でトップを維持した。電子商取引大手のアリババは前年より6位上昇して2位に浮上。同社は昨年9月の上場で過去最高の250億ドルを調達して話題になった。
一方、理工系の学生では通信インフラ大手の華為技術が首位だった。ユニバーサムの担当者はアリババや華為技術について、「両社とも中国から国際進出を果たしたパイオニア」「国際展開戦略が中国の若い人材に良い影響を与えている」と解説する。
人文系の学生のランキングではアリババが前年の9位から1位に浮上。昨年の1位だったアップルから首位の座を奪った。