シーズン迎えるカリブ海の観光産業、復興への長い道のり
プエルトリコでは、観光業が息を吹き返しつつあっても、住民の暮らしはいまだに厳しいままだ。CTOによれば、一部の住民は依然として電気や銀行システムが利用できない。水や食糧のほか避難施設までもが不足している。
ドミニカでは島内の建物の少なくとも80%が、ハリケーンによって屋根を吹き飛ばされた。大雨によってアスファルトの道路も損傷したという。
ドミニカが観光客を受け入れるようになるのは早くでも来年1月となりそうだ。これは、通常の観光シーズン開始から3カ月後となる。ドミニカでは観光は農業に次ぐ主要産業のひとつ。昨年の経済規模は約1億8000万ドルと国内総生産(GDP)の約34%を占めた。