日本のコンビニ大手、成人向け雑誌の販売中止へ
(CNN) 日本のコンビニ大手が相次いで、成人向け雑誌の販売を中止するとの方針を明らかにした。
国内総店舗数2万700店のセブン―イレブン・ジャパンと、同1万4574店のローソンは21日、成人向け雑誌の販売を8月末までに中止すると発表した。
日本ではアダルトコミックなどのポルノが広く販売されてきた。コンビニの書棚では「成人向け」と書いた板で仕切ってあるものの、子どもの手が届く場所に並んでいることが多い。
しかし、今年9月のラグビー・ワールドカップ(W杯)や来年夏の東京五輪・パラリンピックで外国人客の増加が見込まれることなどから、販売中止の動きが広まった。
セブン―イレブン・ジャパンの親会社、セブン&アイ・ホールディングスの報道担当者はCNNに、年齢や性別を問わず、全ての客に気持ちよく買い物をしてもらうための措置だと語った。こうした雑誌を取り扱うかどうかの最終判断は各店のオーナーに委ねるが、会社の方針として販売の推奨をやめるという。
ローソンは2017年、沖縄で先行して販売を取りやめていた。
ファミリーマートも全国1万6000店のうち2000店ですでに販売を中止していた。ミニストップは17年以降、全2000店で取り扱いをやめている。