「世界最強のパスポート」、日本が依然トップ 韓国2位に
(CNN) ビザ(査証)なしで入国できる国・地域の数に基づいて世界各国のパスポート(旅券)を比較したランキングの最新版で、日本が依然としてトップに立っていることが9日までに分かった。
ランキングは英コンサルティング会社のヘンリー・アンド・パートナーズが航空運輸業界団体の国際航空運送協会(IATA)のデータと独自の調査を基にまとめ、随時更新している。
ある国のパスポートを持っている人が、ビザなしで全227カ国・地域のうち何カ国・地域に入れるかをその国のスコアとし、全199カ国の順位をつけている。
日本は昨年10月に発表されたランキングで初めてトップに立った。
日本のスコアは190、2位のシンガポールが189で、いずれも前回と同じ。前回3位だった韓国は、新たにインドとの間で到着時ビザ(VOA)の制度を導入したため、ワンランク上がってシンガポールと並んだ。これにより、トップ3をアジアが独占することになった。
アジアではこのほか中国が、2017年の85位から今年は69位まで急上昇した。
14年には米国と英国が同点でトップに立っていたが、両国とも6位に落ちている。
英国は今年3月末に欧州連合(EU)から離脱することになっている。離脱条件をめぐり議会がこう着状態に陥っていて、ビザ制度への影響も不透明のままだ。