旅客機が鳥の群れに衝突、畑に不時着 ロシア

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カモメの群れに突っ込み、エンジンが失速した旅客機がトウモロコシ畑に不時着/Russian Investigative Committee/TASS via Getty Images

カモメの群れに突っ込み、エンジンが失速した旅客機がトウモロコシ畑に不時着/Russian Investigative Committee/TASS via Getty Images

(CNN) 乗客乗員233人を乗せたロシアの旅客機が15日、上空でカモメの群れに突っ込み、エンジンが失速してモスクワの空港に近いトウモロコシ畑に不時着した。ロシア連邦航空局が明らかにした。

トラブルに見舞われたのはウラル航空のエアバスA321型機。乗客226人と乗員7人を乗せてモスクワのジュコフスキー空港を出発し、クリミア半島のシンフェロポリに向かっていた。

ロシア連邦航空局によると、同機は離陸後間もなくカモメの群れと衝突して一部の鳥がエンジンに吸い込まれ、同空港の滑走路から1キロも離れていない畑の中に緊急着陸した。

ソーシャルメディアに投稿された写真には、乗客が機外へ脱出し、畑の中を歩いて避難する様子が映っている。

ウラル航空は、同機を無事に着陸させた機長(41)と副操縦士(23)の対応を高く評価している。

副操縦士はSNSに掲載された動画の中で、同機を緊急着陸させた経緯をこう振り返った。「離陸後に鳥がエンジンに入り込み、すぐに左エンジンが失速した」「右エンジンも鳥が入って不安定になり、失速した。推力が足りずに高度は低下、我々は手動操縦で畑に着陸した。操縦は機長が担当した」

ロシア国営タス通信によると、同機の乗客は子ども17人を含む最大55人が手当てを受け、6人が入院した。

ウラル航空によれば、機体は損傷が激しく、再利用はできない状態になった。

捜査当局はタス通信の取材に対し、捜査に乗り出したことを明らかにした。

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