1ドルショップ「ダラーツリー」の値上げに抗議の声
ニューヨーク(CNN Business) 米ディスカウントストア大手「ダラーツリー」がこれまで1ドル(約114円)均一だった商品を1.25ドルに値上げし始めたことに対し、SNS上などで抗議の声が広がっている。
ダラーツリーの常連だった客からツイッターやフェイスブック、ティックトック、ユーチューブなどに、「納得できない」「むかつく」といった投稿が相次いでいる。
常連を名乗るファッションインフルエンサーの女性も「値上げには最悪のタイミング」と批判し、今後はウォルマートで1ドルの商品を買うつもりだと話している。
ダラーツリーは1ドル均一店として、実際に1ドルの価格を維持する最後の主要チェーンとなっていた。
実際に客離れが起きているのかどうかは、近く発表される四半期決算の内容を見るまで確認できない。ただ、小売りコンサルティング会社のコアサイト・リサーチが消費者500人を対象に実施した調査では、ダラーツリーで食品以外の商品を買ったと答えた人が、先月27日から今月3日までの1週間はその前の2週間より全体で6.2%、45~60歳の年齢層では12.2%も減少していた。