IMF専務理事、ロシア経済縮小の見通し示す
(CNN) 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は8日に放送されたCNNとのインタビューで、ロシア経済が中期的にみて大幅に縮小するとの見通しを示した。
ゲオルギエバ氏は、来年以降のロシア経済の見通しは「壊滅的」だと発言。中期的な見通しとして、少なくとも7%縮小するだろうと述べた。
IMFはこれまで、ロシア経済について楽観的な予測を立ててきた。1月の発表では、今年の成長率が0.3%と英国やドイツを上回り、来年は2.1%の成長が見込まれるとしていた。
ロシア経済の今年の成長率については、世界銀行がマイナス3.3%、経済協力開発機構(OECD)がマイナス5.6%になると予想。
ロシア自体の中央銀行も、今年の国内総生産(GDP)成長率予想をマイナス1%と発表している。
米エール大学経営大学院のジェフリー・ソネンフェルド教授は6日、IMFがこれまでぼんやりした態度で、プーチン・ロシア大統領の宣伝文句を受け売りしてきたと批判した。