レッドロブスターもTGIフライデーズも米国で相次ぎ閉店、空きスペースに進出しているのは?

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今年8月に開店したファストフードレストラン「チックフィレイ」のジョージア州の店舗/Elijah Nouvelage/Getty Images

今年8月に開店したファストフードレストラン「チックフィレイ」のジョージア州の店舗/Elijah Nouvelage/Getty Images

こうしたレストランは、着席するテーブルと料理を運ぶスタッフを抱える別のレストランチェーンに取って代わられることが多かった。しかし現在では、ファストフードやファストカジュアルチェーンがこうした場所を利用して、ドライブスルーを増やしている。チポトレは新たに4000店舗の建設を進めており、その大半はドライブスルーを備えている。

ドライブスルーの店舗は小規模で運営に必要なスタッフは少なく、メンテナンスの手間も省けるため、多くの場合、着席型のレストランよりも収益性が高い。

一方で現時点では、空きスペースを見つけたり、新しい店舗をゼロから建設したりするのは簡単ではない。

米国では全土で空き店舗の需要が高く、供給が逼迫(ひっぱく)している。米国の小売業の空き店舗率は4.1%と、ここ数十年で最も低い。何年もほぼ建設が進められていないうえ、借り入れ、労働、建設にかかるコストが高騰しているため、供給が制限されている。商業不動産会社CBREによると、前四半期の完成物件数は10年以上で最低だった。

閉店したレストランのほとんどは、交通量の多い通りに面し、大きな駐車場を併設し、ショッピングセンターに隣接しているため、魅力的な物件となっている。

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