インド、初の火星探査機2013年11月に打ち上げへ
(CNN) インドのシン首相は15日に行った独立記念日の演説で、無人火星探査機打ち上げの計画を政府が了承したと発表、「科学技術分野の大きな1歩」を踏み出すと宣言した。
インド宇宙研究機関(ISRO)の元当局者によると、火星探査機は2013年11月に打ち上げを行い、10カ月間の飛行を計画。生命の起源や進化、存続可能性について探ることを目標とする。
インドは1975年に初の人工衛星を打ち上げ、2008年に月の軌道に無人探査機を送り込んだ。16年には初の有人宇宙飛行を計画している。
火星では米航空宇宙局(NASA)の無人探査機が活動中だが、インドが13年の計画を成功させれば、アジアの国としては初めてとなる。日本は1998年に探査機を火星の軌道に乗せることに失敗し、中国の探査機は今年1月、ロシアの「フォボス・グルント」とともに落下した。