繁殖続けるニシキヘビ退治作戦終了、68匹駆除 米フロリダ
保護局によると、マイアミ市郊外の広大な湿地帯には推定で最大10万匹のビルマニシキヘビが生息している。一方、同州のワニ生息数は約130万匹となっている。
ビルマニシキヘビは東南アジア原産で、1979年に初めてエバーグレイズ国立公園で発見された。当初はペットとして持ち込まれたが、成長が早くて飼育に困り、投棄したとみられている。
バージニア工科大学や米地質調査所(USGS)などは2012年の調査で、フロリダ州でウサギやキツネが消え、アライグマや有袋類動物、ボブキャットの生息数が最大で99%減ったとビルマニシキヘビが生態系に及ぼす悪影響を報告していた。フロリダ州の魚類野生生物保護局はビルマニシキヘビや他の外国産ヘビ3種、卵の輸入を禁止している。