中国、今年中に月探査機打ち上げへ

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宇宙開発を進める中国が無人機の月面着陸計画を発表

宇宙開発を進める中国が無人機の月面着陸計画を発表

(CNN) 中国の国家国防科学技術工業局は28日、今年中に月探査機を打ち上げ、月面に軟着陸させると発表した。

月探査機「嫦娥3号」は四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられる予定。

同局局長は国営新華社通信に対し、「嫦娥3号のミッションは多くの革新的技術を最大限に活用するものだ。非常に困難なミッションで大きなリスクを伴う」と述べた。

これが成功すれば、1960~70年代の米国による有人月探査以降、初の月面軟着陸となる。

中国は月面探査計画を、月軌道を周回する第1段階と月に探査機を着陸させる第2段階、地球に戻る第3段階に分けており、今回のミッションは第2段階にあたる。第1段階で中国は、高解像度の月全体をカバーする地図の作成などを行った。

オバマ米政権は2010年、航空宇宙局(NASA)の有人月着陸計画などの中止を発表。NASAは現在、小惑星への有人探査計画を検討している。

米国が月の有人探査から手を引く一方で、一部の専門家は、中国が20年までに月面の有人探査を成功させる2つ目の国になるとみている。中国の宇宙開発予算はNASAのほぼ1割にあたる年20億ドルとみられるが、米国防総省によれば、昨年の中国のロケット打ち上げ回数は18回に及んだという。

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