アルコール消費「3割減」、ただし密造酒が急増 ロシア
ユーロモニターの主任アナリストは、アルコール消費量が減少した背景には合法なアルコールから密造酒への移行があったからではないかとの見方を示す。
ロシアのプーチン大統領は昨年、密造酒による死者が数多く出たことを受け、取り締まりの強化を指示した。
WHOによれば、ロシアの男性の約3人に1人がアルコール使用障害に陥っているほか、約6人に1人がアルコール依存症だという。2014年に医学誌で発表された研究によれば、55歳未満で死去するロシア人男性の4人に1人について、アルコールの大量消費がその主な原因となっていたという。