「ハウス・オブ・カード」脚本家、シナリオ変更に大わらわ
ニューヨーク(CNNMoney) 米ネットフリックスの人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の脚本家が過去最大の危機を解決しようと取り組みを進めている。それは、番組の将来をどうするのかという問題だ。
主演していたケビン・スペイシーのセクハラ疑惑を受けて、ドラマの制作が止まっている。ドラマ自体も現在制作が止まっている第6シーズンでの終了が発表されている。
こうした事態を受けて、8カ月間にわたって練り上げてきた第6シーズンの計画は廃棄され、脚本家の持ち時間は減りつつある。情報筋によれば、ドラマの制作が中止される可能性は低い。実際のところ、脚本家は番組最大のスターがいない状態で、シナリオをどう書き直すかについてアイデアを出し合っているという。
情報筋によれば、11月23日の感謝祭までには、キャストやスタッフがドラマの今後について知ることができるようになる見通し。スタッフは制作中断中も給与を受け取っているものの、ネットフリックスなどから正式な発表がないため、宙ぶらりんの状態だという。
ドラマの撮影は制作中断が発表された10月31日の約2週間前に始まっていた。キャストやスタッフにとって第6シーズンの制作には時間的な上限が存在する。キャストやスタッフの多くは次の仕事が入っていて、予定外の遅れを理由に制作期間を延長することは常に可能というわけではない。