サッカー・ウクライナ代表シェフチェンコ選手が引退、政界へ
(CNN) サッカーの元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ選手(35)は29日までに、現役を引退して政治家に転身すると表明した。
シェフチェンコ選手は10月に予定される議会選挙を視野に、実業界寄りの野党「ウクライナ――前進!」に加わる意向。同党は、ティモシェンコ前首相率いる野党連合から飛び出した議員らが結成した。
同選手はウクライナリーグのディナモ・キエフを経て、イタリア1部リーグ(セリエA)のACミラン、英1部プレミアリーグのチェルシーで活躍。その後ディナモ・キエフに戻っていた。
同党のナタリヤ・コロレフスカ党首とともに訪問した教育施設で、「欧州で得た経験を母国に役立てたい」と強調。「健康な精神は健全な身体に宿る」をスローガンに、政治家としてスポーツ振興などに取り組みたいと述べた。
ウクライナのスポーツ選手としては、WBCボクシングの世界ヘビー級王者、ビタリ・クリチコ氏が新党を結成している。同氏も議会選挙に出馬する見通しで、有力候補と見られている。