39歳ジーターが今季で引退 ヤンキースの「顔」
(CNN) 米大リーグのスター選手の1人でヤンキース主将でもあるデレク・ジーター遊撃手(39)は12日、今季限りで現役を引退すると発表した。交流サイト「フェイスブック」で述べた。
引退する決心は変わらないとも語った。大リーグを去った後はビジネス、慈善活動や家庭を持つなど新たな挑戦をしたいとも述べた。「夏休みも取れる」と付け加えた。
同選手はこれまでヤンキース一筋の野球人生を過ごし、計19季在籍。ボーイッシュな容貌(ようぼう)と重要な局面でヒットを放つ勝負強さを発揮するなどして同チームの顔としての根強い人気を得ていた。
ヤンキースのワールドシリーズの5度の制覇にも大きく貢献。通算3316安打は歴代選手で10位。オールスターにも13度出場した。ただ、昨季は足首の負傷に泣き、大半の試合を欠場した。
大リーグのコミッショナーであるバド・セリグ氏は声明で「コミッショナーとして務めた21年の間、大リーグはジーター選手より優れた大使を持たなかった」と称賛。「最も成功した選手の1人であり、時代を超えて記憶に残る選手の1人」ともたたえた。