テニスのクビトバ選手、自宅で強盗被害 利き手に重傷
(CNN) テニスのウィンブルドン選手権女子シングルスで2度の優勝歴を誇るチェコのぺトラ・クビトバ選手が20日、自宅で刃物を持った強盗に襲われ、利き手である左手に重傷を負った。その後手術を受けたものの、6~8週間はギプスをはめた生活を余儀なくされるという。
事件はチェコ東部の街プロチェヨフ中心部に近いクビトバ選手の自宅マンションで起きた。地元警察はCNNに対し、午前8時半ごろに男が押し入ったと説明。犯人の年齢は35歳くらいで身元は分からず、現在も逃走中だという。
クビトバ選手の広報担当者は地元のラジオ局に、「行き当たりばったりの犯行で、計画性はなさそうだ」との見方を示した。
強盗から身を守ろうとして左手を負傷したクビトバ選手は、駆け付けた救急車で病院に運ばれ、3時間45分に及ぶ手術を受けた。同選手のPR担当責任者によれば手術は成功したものの、左手には6~8週間ギプスをつけなくてはならず、3カ月は一切物が持てない状態が続くという。
クビトバ選手は事件について、フェイスブックで「動揺しているけれど、幸運にも命は助かった」とコメント。「傷は重く、専門家にみてもらわなくてはならないが、持ち前の強さでこれを乗り越えていく」とつづった。
同選手は2011年と14年にウィンブルドンを制覇した。世界ランキングでのこれまでの自己最高は2位。