往年の女優ザ・ザ・ガボールさん死去、99歳
(CNN) 往年の女優、ザ・ザ・ガボールさんが18日、心不全のため死去した。99歳だった。何度も結婚と離婚を繰り返し、派手な生活やゴシップ騒ぎで1950年代~70年代にかけてタブロイド紙をにぎわし続けた。
広報担当者によると、自動車事故のために2002年から車椅子生活となり、10年に転倒して骨折してからは入退院を繰り返して、11年には片脚を切断していた。
本名はサリ・ガボール。1917年、ハンガリーのブダペストに生まれ、第2次世界大戦の勃発に伴い家族と共に米国へ移住。映画「赤い風車」(1952年)やオーソン・ウェルズ監督の「黒い罠」(1958年)などにも出演した。
しかし歌手や女優としての活動よりも、9回の結婚と7回の離婚、数々の交際、ホテルの宿泊料を払わなかったり警官を平手打ちにしたりした騒ぎなどを通じてセレブであり続けた。トークショー番組に出演して夫や恋人を冗談のねたにしたり、自分を笑い飛ばしたりできる人物でもあった。
1942年に結婚した故コンラッド・ヒルトンさんとの間に生まれた娘は、パリス・ヒルトンさんの大おばに当たる。
最後の夫は1986年に結婚したフレデリック・プリンツ・フォン・アンハルトさんだった。