米音楽業界、2日に通常業務を一斉休止 黒人社会との連帯示す

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死亡したジョージ・フロイドさんの壁画/Stephen Maturen/Getty Images North America/Getty Images

死亡したジョージ・フロイドさんの壁画/Stephen Maturen/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米ミシガン州の黒人男性死亡事件に抗議し、黒人社会との連帯を示そうと、米音楽業界が2日、「ブラックアウト・チューズデー(暗転の火曜日)」と題して通常業務を一斉に休止する。

この運動は大手レコード会社幹部の女性2人が主導。ツイッターの専用アカウントを5月31日に立ち上げた。公式サイトに投稿した書簡の中で、2日は日常の業務を中断し、あらゆる所に存在する長年の人種差別と不平等に注目しようとの主旨を説明している。

「ショーは続けなければならない」という慣用句をもじって、「ショーを一時停止しなければ」という意味のハッシュタグも作られた。

これを受けてローリング・ストーンズやクインシー・ジョーンズ、ビリー・アイリッシュら人気アーティストが賛同を表明した。

レコードレーベルのデフ・ジャム・レコーディングス、インタースコープ、ソニーミュージック、コロムビア・レコードなども参加する見通しだ。

具体的な行動は企業や個人によって異なるが、メールのやり取りや新曲発表の中止などが提案されている。

メディア大手バイアコムCBS傘下のMTV、コメディ・セントラル、パラマウント・ネットワークといったケーブルテレビ局は、事件で死亡した男性が警官に首を押さえつけられたとされる8分46秒の間、放送を停止する。

主催者らはさらに、人種差別による犠牲者の遺族に向けた寄付や草の根運動への参加を呼び掛け、「24時間だけの運動ではない。長期的な闘いになる」と強調している。

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