パッカーズLB、サック決めて黒人女性を追悼 米NFL
(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)のグリーンベイ・パッカーズに所属するラインバッカー(LB)が守備で好プレーを見せたあと、ユニホームの下に着ていたアンダーシャツを見せて、警官に射殺された黒人女性のブレオナ・テイラーさんへのメッセージを示す出来事があった。
パッカーズのLBザデリアス・スミス選手は5日に行われたアトランタ・ファルコンズとの試合で、相手のクオーターバック(QB)にサックを決めた後、アンダーシャツを示した。そこには「天国で安らかに、ブレオナ・テイラー」と書かれていた。
That's how you end a half!@TheRealZSmith with the SACK#ATLvsGB | #GoPackGo
— Green Bay Packers (@packers) October 6, 2020
ESPN
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テイラーさんは今年3月、ルイジアナ州ケンタッキーの自宅で家宅捜索を行った警官に射殺された。大陪審はテイラーさんの死に関しては警官を起訴しなかったが、元警官は無謀な危険行為の罪で起訴された。同警官は無罪を主張している。
テイラーさんの死去によって全米各地で抗議デモが発生し、スポーツ界からも大陪審の判断に失望の声があがっていた。
スミス選手は6年目の選手でケンタッキー大でプレーした経験を持つ。
試合はパッカーズが30―16で勝利した。スミス選手は3サックの活躍だった。