ジョコビッチ選手のビザ、再び取り消し 「公共の利益」考慮と移民相
(CNN) 男子テニスの世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)のビザ(査証)が再び取り消されたことが分かった。
全豪オープンに出場して歴代最多21回目の4大大会(グランドスラム)優勝を目指すジョコビッチ選手の望みはほぼ絶たれた形となった。
ジョコビッチ選手の弁護チームが今回の決定に異議を申し立てることは依然可能であり、オーストラリアが国外退去措置を取るかどうかは不透明だ。
オーストラリアのホーク移民相は14日、ジョコビッチ選手のビザを取り消したことを確認した。
ホーク氏は声明で、移民法に基づく権限を行使し、健康と秩序維持の理由からジョコビッチ選手のビザを取り消したと説明。「そうすることが公共の利益になるとの考えに基づく」措置だと述べた。
ホーク氏はまた、最初のビザ取り消しの決定を無効とした連邦巡回家庭裁判所の今月10日の判断に言及。再取り消しの決定に当たっては、内務省やオーストラリア国境警備局、ジョコビッチ氏本人から提供された情報を慎重に検討したと述べた。