J・ビーバーさん、ラムゼイ・ハント症候群による顔面のまひを告白 活動を一時休止へ
(CNN) カナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバーさんが10日、パフォーマンス活動を一時休止すると発表した。顔の半分にまひを患っているためだという。
ビーバーさんは自身のインスタグラムのアカウントに動画を投稿し、ラムゼイ・ハント症候群にかかっていると説明。顔の半分を動かせず、ステージに立てる状態にないと述べた。
ビーバーさんによれば、ウイルスが耳や顔の神経を攻撃し、顔面にまひを引き起こしている。動画では自身の顔を画面に映しながら「見ての通りこちらの目はまばたきをしない。顔のこちら側ではほほ笑むことができない。小鼻も動かないだろう。つまり顔のこちら側は完全にまひしている」と語っている。
米メイヨー・クリニックによると、ラムゼイ・ハント症候群は帯状疱疹(ほうしん)が片方の耳の近くに位置する顔面の神経に影響を及ぼして発症する。痛みを伴う発疹(ほっしん)のほか、顔がまひしたり、影響を受けた方の耳の聴力が失われることもある。
ビーバーさんは最近複数のコンサートをキャンセルしたことに言及。「当たり前だけど、身体的にできる状態にない」と明かした。
そのうえで症状はかなり深刻であり、休養が必要な状況だと自分の体が訴えていると説明。今はとにかく休んでリラックスし、100%の状態に戻すつもりだとした。
また復帰を待つファンに感謝の言葉を述べるとともに、顔を動かすエクササイズを行っているとした。回復までどのくらいかかるのかは分からないとしつつ、「きっとよくなるだろう」「希望を持っている。神を信頼している」と語った。
ビーバーさんの公演については今週、近く開催予定だった3本の延期が発表されていた。