歌手フィソンさん、自宅で死亡 43歳 韓国で相次ぐ若手スターの急逝
(CNN) 韓国の歌手フィソン(本名チェ・フィソン)さんが、ソウル市内の自宅で死亡しているのが見つかった。43歳だった。CNN提携局のYTNが10日に伝えた。
YTNによると、死因についてはまだ捜査中で、警察は検視を要請している。
フィソンさんは2002年にデビューアルバムをリリースしてヒット曲「Can’t I」で一躍有名になり、パワフルな声とジャンルを超えたスタイルで人気を集めた。
所属事務所はフィソンさんの死亡を確認し、遺族はショックと悲しみのあまり葬儀を営むことができずにいると説明した。
フィソンさんは15日に歌手のKCMとジョイントコンサートを開く予定だったが、公演は中止になった。KCMは白い花束の写真をインスタグラムに投稿し、SNSはフィソンさんの死を悼む声であふれ返っている。
韓国ではここ数年、Kポップのアイドルや韓流ドラマのスター俳優の死亡が相次ぎ、エンターテインメント業界での心の健康問題やプレッシャーに対する懸念が強まっていた。
1カ月前には女優のキム・セロンさん(24)が自宅で死亡しているのが見つかった。韓流ドラマで活躍していたモデル出身の俳優ソン・ジェリムさん(当時39)は昨年11月、自宅で遺体で発見された。ボーイズバンドASTROのメンバーだったムンビンさんは昨年、25歳で死亡。19年に死亡した歌手で女優のソルリさんも25歳だった。その2年前にはボーイズバンドSHINeeのキム・ジョンヒョンさんが自宅で死亡しているのが見つかった。27歳だった。