ペレ氏の病状悪化、がんが進行 入院先の病院
(CNN) サッカー元ブラジル代表の名選手ペレ氏の健康状態が悪化し、がんの進行でさらなるケアが必要な状態にあることが分かった。サンパウロ市内にある入院先の病院が21日、明らかにした。
ペレ氏が入院したのは先月29日。当時の病院の説明によると、入院の理由は呼吸器感染症と「2021年9月に見つかった結腸がんの化学療法の見直し」だった。
病院によれば、現在のペレ氏は腫瘍(しゅよう)が進行していて、腎臓および心臓の機能障害に関してさらなるケアが必要な状態だという。
娘のケリー・ナシメントさんはインスタグラムへの21日の投稿で、ペレ氏はさらなるケアが必要なことから、今年のクリスマスは病院で過ごす見通しだと述べた。
ペレ氏は史上最も偉大なサッカー選手の一人と目されることが多い。
4回のワールドカップ(W杯)に出場し、うち1958年、62年、70年の3大会で優勝。W杯計14試合で12ゴールを挙げた。キャリア通算では1363試合で1281ゴールを記録している。