元豪自転車選手メリッサ・ホスキンスさん死去、32歳 五輪に2度出場
(CNN) オーストラリア出身の元自転車選手で、世界選手権で優勝経験のあるメリッサ・ホスキンスさんが死去した。32歳だった。オーストラリア・オリンピック委員会(AOC)が1日に明らかにした。
南オーストラリア警察は12月31日、32歳の女性がアデレードで「知り合いの」男性が運転する車にはねられ、その後死亡したと発表した。地元メディアは、その女性がホスキンスさんだと報じている。警察によると、被害女性は重傷を負い、搬送先の病院で死亡したという。
オーストラリア放送協会(ABC)と地元メディアは、ホスキンスさんの夫で、自転車競技のタイムトライアル世界選手権で連覇を達成したローハン・デニス氏がホスキンスさんを死亡させた容疑で逮捕・起訴されたと報じた。
警察は、危険運転や不注意運転などの罪で逮捕・起訴された33歳の男の氏名は明らかにしていないが、男性はすでに保釈され、3月13日に地方裁判所に出廷する予定だという。
CNNは南オーストラリア警察とアデレード地方裁判所に対し、逮捕・起訴された男はデニス氏なのか、また、その男が裁判所に出廷する日程を問い合わせたが、警察からは事件の関係者の氏名は明かさない方針だとの回答を得た。
ホスキンスさんは、2015年に世界選手権のチームパシュートで優勝。世界記録も樹立した。また12年のロンドン五輪と16年のリオ五輪にも出場。17年に引退し、翌18年2月にデニス氏と結婚し、2人の子どもに恵まれた。