ウクライナの重量挙げ選手が戦死 五輪にも出場の元欧州王者
(CNN) ウクライナの重量挙げ選手で、2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場したオレクサンドル・ピエリエシェンコ氏が5日、ロシアとの戦闘で死亡した。30歳だった。
ウクライナのオリンピック委員会と重量挙げ連盟が6日に発表した。
ピエリエシェンコ氏はリオ五輪で4位に入り、2016年と17年の欧州選手権で優勝した。
オリンピック委員会はSNSに投稿した声明で同氏を英雄と呼び、「ロシアとの全面戦争が始まったその日から入隊していた」と述べて、遺族らに弔意を表した。
重量挙げのウクライナ代表監督はSNSに、ピエリエシェンコ氏が「ウクライナを侵略者から守る戦いで雄々しく死を遂げた」と投稿。「ウクライナの重量挙げ界全体にとって非常に大きな損失だ」と嘆きつつ、「英雄は死なず」と結んでいる。