映画「プリティ・ウーマン」は相性ゼロ? リチャード・ギアが語る秘話

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R・ギア(右)とJ・ロバーツが共演した映画「プリティ・ウーマン」の一場面/Buena Vista Pictures/Everett Collection

R・ギア(右)とJ・ロバーツが共演した映画「プリティ・ウーマン」の一場面/Buena Vista Pictures/Everett Collection

(CNN) 米俳優リチャード・ギア(75)が主演した1990年の大ヒット映画「プリティ・ウーマン」の思い出を語った。共演者のジュリア・ロバーツと演じたラブシーンについては「相性ゼロ」だったと冗談で振り返っている。

ギアは第81回ベネチア映画祭のイベントに登場。裕福な実業家エドワーズを演じた自身と、恋人のヴィヴィアンを演じたロバーツについて、「この俳優とこの女優、明らかに2人の相性はゼロだった」と語り、「あんなのは長い間見たことがなかった。セクシーな場面だった」と回想した。

自身が演じたエドワーズについては「犯罪的なほど薄っぺら」だったと評し、「スーツとヘアカットが良かっただけ」とこきおろしている。

この作品がどれほど成功するかは分からなかったという。

「これはゲイリー・マーシャルという名の素晴らしい監督のとても小さな映画だった」とギアは言い、「それでもこのちっぽけな映画の制作は楽しかった。このちっぽけな映画を見てくれる人がいるのかは分からなかった。こんなちっぽけな映画は誰も気に留めてくれないかもしれないと」

だがそれは間違いだった。プリティ・ウーマンは映画史上有数の大ヒット作になった。

ギアはピアノを弾くラブシーンがアドリブだったことも明らかにした。

監督から「ホテルで深夜に何をしている?」と尋ねられ、「いつも時差ボケだから一晩中起きていて、大抵はどこかに宴会場かバーがあるのでピアノを見つけて演奏する」と答えたというギア。「つまり、あのシーンはアドリブだった」「僕はただムーディーな音楽を弾き始めた。それはこのキャラクターの内面だった」と打ち明けた。

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