世界各地の空港でシステム障害、搭乗手続きなどに一時支障
ロンドン(CNNMoney) 世界各地の空港で28日、大規模なコンピューター障害が発生し、乗客の搭乗手続きや荷物預けのシステムが一時的にダウンした。
パリ、チューリヒ、フランクフルトでは、空港のコンピューターシステムが一時的な障害に見舞われた。いずれもすぐに復旧したとしている。
フランクフルト空港では、ルフトハンザ航空と系列航空会社の旅客機で20分間、手荷物を預けることができなくなった。 米サウスウエスト航空は米国内の複数の空港でコンピューター障害に見舞われ、英ブリティッシュ・エアウェイズはオンラインチェックインシステムがダウンした。
オーストラリアのカンタス航空は、乗客予約システムで障害が発生したと説明。「チェックインシステムの『アマデウス』が一時的にダウンした。搭乗手続きはすぐに再開した」としている。
アマデウスは、航空会社の予約などの業務を支えるソフトウェアを提供している。同社は28日、一部のシステムでネットワークに不具合が発生し、それが原因でサービスに障害が起きたことを確認した。
システム障害の影響は、羽田空港や韓国ソウルの仁川空港、ロンドンのヒースロー空港などの空港と、仏エールフランス、中華航空、大韓航空などの航空各社にも及んだ。
アマデウスによると、米東部標準時の28日午前9時半(日本時間同日午後10時半)までに、システムは全て正常に戻った。