米ウーバーが新サービス、医療施設への移動を支援
ニューヨーク(CNNMoney) 米配車サービスのウーバーはこのほど、患者が医療施設へ行き来することを支援する新サービス「ウーバー・ヘルス」を明らかにした。
ウーバー・ヘルスはヘルスケアの提供業者と提携する。業者は、特別なプラットホームを使い、患者の乗車スケジュールを調整できる。乗車費用は業者が支払う。
医師は、連邦法の個人情報保護にのっとったデジタルダッシュボードで、テキストやプリントアウトした紙などを通じ、患者に乗車についての情報を提供する。
紙の利用は、ウーバーにとって、小さなことではなさそうだ。スマートフォンや携帯電話を持っているかどうかに関係なく、あらゆる利用者がウーバーのサービスを利用できるようになるための取り組みといえる。
ある試算によれば、毎年約360万人の米国人が移動手段を持たないため医療関連の予約ができなかったり、遅れたりしているという。こうしたことにより医療制度に毎年1500億ドル以上の負担がかかっているという。
ウーバー・ヘルスのサービスを提供するドライバーは、通常のウーバーのドライバーだ。
ウーバーは昨年7月から、ウーバー・ヘルスの試験運用を実施してきた。病院やリハビリ施設、高齢者向けの医療機関など100を超えるヘルスケア提供団体と連携してきた。