ごみ拾いの呼び掛け、ソーシャルメディアで拡散

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インド西部で住民が廃棄するプラスチックを集めたグループ/Brijesh Jethva

インド西部で住民が廃棄するプラスチックを集めたグループ/Brijesh Jethva

(CNN) インスタグラムのハッシュタグ「#trashtag」を合言葉に、公共の場のごみを拾う運動が世界各地に広がっている。

インスタグラムには先週末、各地の公園や道路、海岸でごみを拾って前後の画像を比較する投稿が相次ぎ、12日までに2万6000件を超えた。

米カリフォルニア州の海岸でボトルのふたやストロー、風船を拾ったグループや、インド西部ジュナーガドで住民が廃棄するプラスチックを集めたグループもあった。

米SNSのレディットに最近書き込まれた「世界をより良い場所に」というスローガンから運動が広がったが、もともとは2015年、米国発のアウトドア用品ブランドUCOが「#trashtagプロジェクト」を打ち出していた。

UCOの担当者は当時、カリフォルニア州をドライブしている時にレシートを窓から飛ばしてしまい、申し訳ない気持ちからごみを100個拾うことにしたという。これをきっかけに#trashtagのハッシュタグを掲げ、ごみの投げ捨てや海洋プラスチック汚染の問題に取り組んできた。

インターネット上では数年前、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者への支援を訴えて氷水をかぶる運動「アイス・バケツ・チャレンジ」が広がり、1億1500万ドル(約128億円)の募金が集まった。ごみ拾いの運動もまた、ソーシャルメディアを通した社会貢献の貴重な一例となるかもしれない。

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