フェイスブック、反ワクチン情報への対策表明
(CNN) 米交流サイト大手フェイスブックは8日までに、反ワクチンを訴える動きへの対策を打ち出した。まずはワクチンに関する誤った情報を流すグループやページについて、ニュースフィードや検索オプション内の表示ランクを下げる方針。
同社の規約関連の責任者、モニカ・ビッカート氏は声明で「検索欄に文字を打ち込んだ際、おすすめや検索予測にこうしたグループやページが含まれないようにしていく」と説明した。
広告については、ワクチンに関する誤情報を含む場合には掲載を拒否すると表明。規約違反を続ける広告アカウントを無効にする可能性も示唆した。
ただ、広報担当者によると、個人アカウントの場合はワクチンに関する誤情報を投稿していても無効にしない方針だという。
ビッカート氏はまた、啓発情報を共有する方策も模索していると説明。おそらく不正確な投稿に対して情報を付け加える形になるとしている。
近く全社規模での取り組みを開始する予定。
今回の発表を受け、ニューヨーク大学医学部・医療倫理部門のトップ、アート・カプラン氏は歓迎の意を示す一方、フェイスブックによる「下品で誤ったサイトの完全な削除」も必要になるかもしれないと述べた。