遠距離でもキスできる装置、ネットで話題に 中国
開発を率いた同学院の研究者は、自身が長いこと遠距離恋愛を続け、電話を通じてしかつながれなかったという経験がヒントになったと振り返る。
特許は2019年に申請したが、今年1月に切れた。同研究者は、今後はだれかが設計に磨きをかけてくれることを願っていると話す。
16年にはマレーシアのイマジニアリング研究所が同じようなキス装置「キッシンジャー」を開発したが、これはリアルな唇の形ではなく、タッチセンサー付きのシリコン製パッドだった。
新たな装置には「キッシング広場」と称し、匿名で見知らぬ人と出会える機能もある。意気投合した相手とキスを交換できる。
さらに、自分のキスをアプリに「アップロード」して公開し、ほかのユーザーにダウンロードして試してもらうこともできる。
中国最大のショッピングサイト「淘宝網(タオバオ)」では、この装置が288人民元(約5700円)で販売されている。
レビューには、遠距離恋愛の女性との間で使ったところ、無理だろうと言っていた相手が仰天したという投稿があった。「これまでの遠距離恋愛で彼女にあげた最高のサプライズになった」「テクノロジーよ、ありがとう」と書き込まれている。