ベラルーシ大統領が訪中、習主席と会談
(CNN) プーチン・ロシア大統領の盟友、ベラルーシのルカシェンコ大統領は1日、訪問先の中国・北京の人民大会堂で習近平(シーチンピン)国家主席と会談した。ベラルーシ国営ベルタ通信が伝えた。
ルカシェンコ氏は先に李克強(リーコーチアン)首相とも会談。会談後には中国の対ベラルーシ支援への感謝の言葉を述べ、中国の外交姿勢をたたえた。
ルカシェンコ氏は28日から3日間の日程で中国を公式訪問している。ベルタ通信は先ごろ、同氏が習近平(シーチンピン)国家主席と会談して貿易、投資や「深刻な国際問題」について協議するとの見通しを伝えた。
ルカシェンコ氏と習氏は昨年9月、ウズベキスタンで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて会談し、両国関係を「全天候型全面的戦略パートナーシップ」に引き上げることで合意した。同会議にはプーチン氏も出席していた。
ベルタ通信は、ルカシェンコ、習両氏が新たな協力関係の可能性を最大限に広げるための計画を話し合うと報じた。
ベラルーシはロシア軍によるウクライナ侵攻開始時の拠点となった。一方米国は、中国がロシアに殺傷兵器を提供する可能性に神経をとがらせている。
これに対して中国外務省は27日、「中国は和平交渉と政治解決を積極的に促しているのに対し、米国がウクライナの戦場に殺傷兵器を流し込んでいる」と主張した。