米下院、TikTok禁止法案を可決 成立は不透明

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動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の利用を全米で事実上禁止できる法案が賛成多数で可決した/House TV

動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の利用を全米で事実上禁止できる法案が賛成多数で可決した/House TV

(CNN) 米下院は13日、 中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国内での利用を事実上禁止できる共和党主導の法案を賛成多数で可決した。法案は上院に送られる。

安全保障上の懸念があるとして提出された同法案は賛成352票、反対65票で可決された。反対票の内訳は共和党15票、民主党50票。11月の大統領選で共和党候補指名を確実にしたトランプ前大統領は同法案に懸念を示していたが、法案は共和党が与党である下院を通過した。

今後、上院でも可決され、バイデン大統領が署名すれば成立するが、上院での先行きは見通せない。

同法案は、外国の敵対勢力のアプリに適用される。成立した場合、ティックトックを運営する中国のIT大手「バイトダンス」が165日以内にティックトック事業を売却しなければ、米アプリストアでの扱いが停止される。

ティックトックは米国に1億7000万人のユーザーを抱える。下院での法案可決を受けて同社は声明を出し、「このプロセスは秘密裏に行われた」などと非難。「上院が事実を考慮し、有権者の声に耳を傾け、禁止が経済などに及ぼす影響を認識することを望む」と訴えた。

上院与党である民主党のシューマー院内総務は同日、上院での今後の動きについて具体的な方針を示さなかった。

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