米インテル、ゲルシンガーCEOが退任 事業立て直し進まず

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米半導体大手インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が退任した/I-Hwa Cheng/AFP/Getty Images

米半導体大手インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が退任した/I-Hwa Cheng/AFP/Getty Images

(CNN) 米半導体大手インテルは2日、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が退任したと発表した。インテルはかつては業界の支配的地位にいたが、人工知能(AI)ブームに乗り遅れ株価は低迷している。

ゲルシンガー氏は長くインテルで働き、幹部職も務めたが、退社してVMウェアのCEOに就任するなどしていた。インテルには2021年2月にCEOとして復帰していた。

復帰したゲルシンガー氏は、インテルの立て直しに当たった。インテルは前例のない競争や生産の遅れ、優秀な人材の流出などさまざまな課題に直面していた。しかし、ゲルシンガー氏の在任中、インテルはAIブームに乗り遅れたことが明らかになったほか、米政府が国内での半導体製造支援のため多額を投じていたものの、業績の見通しは上向かなかった。

ゲルシンガー氏の在任中、インテルの株価は61%下落した。

インテルは8月、従業員の15%に相当する人員削減を発表。100億ドル(約1兆5000億円)のコスト削減や経営方法の根本的な見直しの一環と説明していた。

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