トランプ氏、週末にパリ訪問へ ノートルダム大聖堂の再開式に出席
(CNN) 米国のトランプ次期大統領は今週末の7日、仏パリを訪問し、火災から再建したノートルダム大聖堂の再開式に出席する。先月の大統領選で2期目の就任を決めてから初めての外国訪問となる。
トランプ氏のチームはこの数日、マクロン仏大統領のオフィスと今回の訪問について話し合ってきた。トランプ氏には仏政府からノートルダム大聖堂の再開式への招待が届いたという。訪問計画に詳しい複数の情報筋がCNNに明らかにした。
トランプ氏は2日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「エマニュエル・マクロン仏大統領の素晴らしい仕事によって、ノートルダムの再建が実現した。本来の荘厳さを完全に取り戻したばかりか、その水準を上回ってさえいる」「(再開式は)全ての人にとって非常に特別な日になるだろう!」と書き込んだ。
トランプ政権1期目で、トランプ氏とマクロン氏は緊密に連携。近しい関係にあることが取り沙汰されたが、時に互いへの敵意を公然と表明する場面も見られた。
トランプ氏が先月の大統領選に勝利した際、マクロン氏は外国の首脳として最初にSNS上で祝意を伝えた。
パリのノートルダム大聖堂は2019年、火災による深刻な損壊に見舞われた。この時、トランプ氏は大統領専用機の機内で火災の映像を視聴してSNSにコメント。「恐らく空中消火機を使って火を消せるのではないか」などと述べていた。
パリ警察の責任者はAP通信の取材に対し、大聖堂の再開式には各国の首脳ら約50人の出席を見込んでいると明らかにした。