紅葉シーズン到来 北米で紅葉狩りを楽しむ
西部の紅葉狩りスポット
米国で紅葉と言えばニューイングランド地方が有名だが、うわさでは、より寒さの厳しいその他の地域でも紅葉が見られるという。
スキーシーズンが近付くコロラド州では、多くの国立公園で葉が色付き始める。ロッキーマウンテン国立公園は、ハイキングコースのトレイル・リッジ・ロードで有名だが、このコースでは、より低い標高でアスペンの葉が常緑樹に混じって黄金色に変わる。
コロラド州のホワイト・リバー国有林には、多くの写真が撮られているマルーン・ベルズと呼ばれる峰やスキー場の他に、多くの紅葉狩りスポットがある。ニューメキシコ州にもカーソン国有林やサンタフェ国有林など、5カ所の国有林があり、標高の異なるさまざまな場所で多くの紅葉が見られる。
「紅葉のピーク」にこだわらない
多くのベテラン紅葉見物客は、バーモント州(またはメーン州かマサチューセッツ州)で、葉が赤、茶、オレンジ、黄の絶妙な組み合わせとなる「紅葉のピーク」を目指す。
しかし、ヤンキーマガジン誌の編集長メル・アレン氏は「(紅葉のピークなど)架空の言葉で、そんなものは存在しない」と語る。15マイル(約24キロ)先では葉はすでに落ち切っているかもしれないし、さらに15マイル先ではまだ落葉が始まっていないかもしれない。「それを連続体ととらえ、1つの旅にしてしまうのがよい」(アレン氏)