これなしでは生きられない、絶品日本食25選 <前編>
ラーメン
アジアでは、めん類の中で書籍、ブログ、映画で最も多くとりあげられるのがラーメンだ。
ラーメンの脂と塩の絶妙なコンビネーションが、脳のエンドルフィンを分泌する部分に直接強力なメッセージを送っているのは間違いない。
おすすめのラーメン屋を1つだけ挙げるのは非常に難しいが、吉祥寺にある「つけ麺 えん寺」では魚介と豚骨ベースの濃厚なつけ汁につけて食べるつけめんが食べられる。
和牛
豪華な霜降り和牛の最初の一口はまさに格別だ。
まるでバターのような、とろけるような柔らかさとうっとりするような味わいが特徴で、一度和牛を口にしたら、他のステーキは脂身が少なすぎて明らかに見劣りする。
まず霜降り肉の筋状の脂身に驚くかもしれないが、和牛は普通の牛肉に比べ、オメガ3およびオメガ6系脂肪酸をより多く含んでおり、これらの物質が心臓病のリスク軽減を助けてくれる。少なくとも、われわれはそう自分に言い聞かせている。
恵比寿にあるハンバーガー専門店「Blacows(ブラッカウズ)」では、ジューシーな黒毛和牛100%のハンバーガーが食べられる。
手打ちそば
一般に売られているそばは、大量生産されたもので、決して悪くはないが、記憶には残らない。
しかし、一度手打ちそばを口にすれば、なぜそば職人が完璧なそば作りに誇りを持っているかが容易に理解できる。
手打ちそばは冷たいざるそばでも、温かいだし汁に入れたものでも、そのやや木の実に似た風味と歯応えのある食感が病み付きになる。
麻布十番にある「松玄」は、丹念に調理された伝統的な手打ちそばをスタイリッシュかつモダンな食器に盛り付けてくれる。ぶっかけそばは、そばの周りに十数種類の薬味を添えて供される一品。
讃岐うどん
讃岐うどんブームは、多くの革命と同様に1冊の本の出版が引き金となった。
四国の特産である讃岐うどんは、長年、関西のうどん通の舌をうならせてきたが、田尾和俊氏の著書「恐るべきさぬきうどん(全5巻)」が出版されると讃岐うどんブームに火が付き、その人気は山火事のような速度で日本中に広がった。
讃岐うどんの最大の特徴は、こしが強く、それでいて絹のように滑らかな食感だ。ツルっとして、ズルズルと音を立てて食べることができ、非常に満足度が高く、硬めにゆでたパスタの歯応えと、餅のようなモチモチ感が同時に味わえる。
「讃岐うどん大使 東京麺通団」では、うどん職人たちが生地をのばして、切って、大釜でゆでる様子を見学できる。だし汁をかけた釜卵うどんに天ぷらかおでんを付けてもリーズナブルな値段で食べられる。