NY―ロンドン便で史上最短記録達成、暴風に乗って2時間早く到着

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ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)ボーイング747型機=1月23日/Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)ボーイング747型機=1月23日/Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

ロンドン(CNN) 英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のニューヨーク発ロンドン行きの旅客機(ボーイング747型機)が9日、大型低気圧「シアラ」のもたらす暴風に乗って音速並みの速度を達成し、この路線の飛行時間としては史上最短となる4時間56分で目的地に到着した。

同便は予定より2時間近く早い9日午前4時43分、ロンドンのヒースロー空港に到着した。フライト追跡サービスの「フライトレーダー24」によると、同機の速度は最高で時速1327キロに達していた。

同サービスによれば、ロンドンとニューヨークを結ぶ便の平均飛行時間は6時間13分。

BA便の数分後には、ヴァージン航空の便(エアバスA350)がヒースロー空港に到着したが、フライトレーダー24によれば、速度はBA便の方が1分早かった。

この30分後に到着した別のヴァージン便も含めて、この日は3便が、2018年1月にノルウェーの航空会社が達成した5時間13分というそれまでの最短記録を大幅に塗り替えた。

記録上はBA機は音速を超すスピードを記録したものの、周辺の大気に押し流される形で飛行していたことから、音速の壁は突破しなかった。

「シアラ」は週末にかけて英国に上陸し、この影響でドイツのフランクフルトやオランダのアムステルダムなど欧州各地の空港で100便以上が欠航となった。

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