超音速の米大統領機、内部を独占取材

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CNNが機内のバーチャルツアーで目にした3D画像/Courtesy Exosonic

CNNが機内のバーチャルツアーで目にした3D画像/Courtesy Exosonic

低騒音の超音速飛行

二つ目の8人乗りのスイートには、水平に倒せる座席や、高さを調節可能なテーブルが設置されている。上級スタッフが協力して働いたり、休息を取ったりするのもこのスイートだ。

さらにビジネスクラス席20席を備えたメーン客室に加え、調理室2室、トイレ2カ所、広い荷物置き場もある。

現代の航空機デザインの流行を踏襲し、座席の背もたれには従来のような座席裏のモニターではなく、個人の電子機器を置くスペースを設けた。

「客室のデザインは米行政部やその任務、価値観に加え、スピードに定評のあるハヤブサに触発された。ハヤブサの動きと美しい外見の両方に着想を得た」(チャハンさん)

エキソソニックは約8000キロの航続距離を誇る。騒音低減技術のおかげで、地上の住民を驚かすことなく音速の2倍近いスピードで陸地上空を飛行できそうだ。

エキソソニックのノリス・タイ最高経営責任者(CEO)は「世界の高速旅客輸送の未来は低騒音の超音速フライトにある」と説明。「騒音を抑えることで、地上の人に迷惑な騒音を響かせることなく超音速飛行を楽しめる」と語った。

マッハ1.8は時速にして約2222キロ。これは長距離商用機の通常の巡航速度の倍以上となる。

タイ氏はCNNの取材に、同社の超音速機は2030年代半ばまでに空を飛ぶ見通しだと明らかにした。

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