米女性が2組の双子を出産、7000万分の一の確率
(CNN) 米テキサス州で14日、一卵性双生児2組の四つ子が誕生した。専門家によれば、めったにないケースだという。
四つ子を出産したのは同州ヒューストンのトレッサ・モンタルボさん(36)。赤ちゃんは全員男の子で、体重は1330~1790グラムだった。同日午前9時前、1分違いで2人ずつ生まれ、順にアルファベットの「ABCD」で始まるエース、ブレイン、キャッシュ、ディランと名付けられた。妊娠31週の早産だったが、母子ともに無事だった。
全妊娠例のうち双子が生まれる確率は約2%で、そのうち一卵性双生児は3割とされる。ハーバード大医学部のアラン・ペンジアス博士によると、2組が同時に生まれる確率は7000万分の1だ。
トレッサさんと夫のマニュエルさん(43)は「2歳の息子に弟か妹を」と考えたが、不妊治療は受けていなかった。10週目で双子と診断された後、3人目の心音が聞こえるとして専門医に紹介された。一卵性双生児2組だと知らされたときは「本当にびっくりした」と、マニュエルさんは振り返る。
トレッサさんは「2人目の子どもを計画したら、ちょっと成功しすぎたようです」と笑う。一気に子だくさんになった夫妻だが、「次こそは女の子を」と、さらに挑戦する構えを見せている。