米副大統領「自衛には散弾銃を」 ライフルよりも効果的と主張
(CNN) バイデン米副大統領は19日、インターネットのチャットイベントに登場し、子どもを銃から守ることの大切さについて保護者にアドバイスした。
イベントは子育て雑誌ペアレンツが主催した。バイデン副大統領は同誌が保護者から募った質問に答え、「クッキーは子どもの手が届いて持って行かれないよう、2番目の棚にしまっておくものだ。武器や弾薬も子どもの手が届く状況にあってはならない」と指南した。
バイデン氏はさらに、オバマ大統領が提案している銃犯罪撲滅対策に支持を訴える一方、銃規制が強化されれば個人が身を守ることも難しくなるとの質問に対しては、自衛のために散弾銃を持つことは支持する立場を改めて表明。
「自分の身を守りたければ、2連発式の散弾銃を持つことだ。妻のジルにもこう言っている。『万が一の場合には、バルコニーに出て、家の外に向けて散弾銃を2発撃ちなさい。そうすれば侵入しようとしていた者はやって来ない』」と語った。
散弾銃はAR15のような殺傷力の高い銃に比べて効果が高いとバイデン氏は言い、「(AR15は)照準を定めにくく、使うのが難しい。散弾銃を買うように」と勧めている。
銃規制賛成、反対両派の根拠となっている憲法修正第2条については、改正は支持しないとした上で、「政府が特定の武器について保有を禁止することは、同憲法で認められている」との解釈を示した。
バイデン副大統領は、オバマ政権が進める銃規制強化の取り組みを主導する役割を担っており、21日には、12月に小学校の児童や教員など20人が射殺される事件が起きたコネティカット州ニュータウン近郊で、銃犯罪をテーマとした会議に出席する。