学生らを刺した罪で20歳男を起訴 米大学で14人負傷
(CNN) 米テキサス州ヒューストン近郊のコミュニティーカレッジ(2年制大学)、ローン・スター・カレッジで9日、学生ら14人が刺されて負傷した事件で、地元検察は同日夜までに、20歳の男子学生を起訴した。調べに対し、犯行を認める供述をしているという。
ディラン・クイック被告は、殺傷力のある凶器を使った加重暴行罪3件で起訴された。地元保安官事務所によると、同被告は「小学校時代から人を刺し殺す空想にふけっていた」と話している。犯行には「かみそり型の刃物」を使ったという。
負傷者のうち、2人は9日夜の時点で重体のまま、病院で治療を受けている。
事件では学生らが次々に頭や首などを刺された。構内に混乱が広がるなか、一部の学生は負傷者の手当てに駆けつけた。1人の男子学生はCNNに、他の学生と一緒に犯人を追い、取り押さえて警察の到着を待ったと話した。現場の惨状を撮影し、ツイッターに画像を掲載したという女子学生もいる。