少数民族の新年祝賀会で銃乱射、5人負傷 米オクラホマ
(CNN) 米オクラホマ州タルサで12日夜、東南アジアの山岳少数民族モン族の新年を祝うイベントの会場に男が侵入して銃を乱射した。出席者5人が負傷し、容疑者2人が拘束された。
同市の警察責任者によると、負傷者は30~60歳で、2人は上半身、3人は腕や脚を撃たれた。1人は片脚切断となる恐れがあるという。
偶然上空を飛んでいた警察のヘリコプターが、現場から走り去る車を発見した。銃撃犯とみられる助手席の男(19)は車内で着替え、パーカーと銃1丁を投げ捨てた。警察はこの男と、車の運転者(21)を逮捕した。犯行の動機などは明らかでない。
モン族はベトナム戦争で米軍に協力してラオスの共産主義勢力と戦い、戦後誕生した共産政権から逃れて多くが国外へ移住した。現在全米各地に推定約21万人が住んでいる。