共和党の4人に1人、クリントン氏に投票も 次期米大統領選
ワシントン(CNN) 米民主党のヒラリー・クリントン前国務長官がもし2016年の米大統領選に出馬した場合、共和党支持者の4人に1人はクリントン氏に投票するかもしれない――。世論調査機関のピュー・リサーチ・センターと米紙USAトゥデイが4日に発表した世論調査でそんな結果が出た。
それによると、共和党支持者のうち、クリントン氏に投票する可能性が「おおいにある」は8%、「ある程度ある」は17%に上った。「まったくなし」は74%だった。
本人はまだ出馬の意向を表明していないものの、クリントン氏は次期大統領選で民主党の最有力候補になるとみなされてきた。
今回の調査でも民主党支持者は87%が、クリントン氏に投票する可能性が「おおいに」または「ある程度」あると答えている。
クリントン氏の出馬を望む声は、民主党のリベラル派で87%、民主党の保守および中道派でも69%に上った。
共和党支持者の間では、2012年にリビアのベンガジで米領事館が襲撃され大使など米国人4人が死亡した事件について、当時の国務長官だったクリントン氏の対応を問題視する声も根強い。
それでも同氏のタフな姿勢と誠実さを評価し、好感を持ちにくい人物ではないと考える米国人が多数派であることが、今回の調査で示された。