「優れた大統領」の素質、首位はクリントン前長官 世論調査
ワシントン(CNN) 米フォックスニュースは17日までに優れた大統領に成り得る政治家を問う世論調査結果を発表し、クリントン前国務長官が55%の支持率で首位だったと報告した。
逆の回答は42%だった。2位は、ブッシュ元政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官や国務長官を務めたコンドリーザ・ライス氏の43%だった。
クリントン氏は今月初旬に国務長官を退任、民間人の生活に戻る考えを表明している。ただ、有権者らの人気は根強く、2016年の米大統領選に絡めた政界復帰への期待感も消えていない。
同氏はCNNとの最近の会見で、大統領選に再出馬する考えは少しもないと強調したが、「いかなるものであれ、自分の人生の次の章を楽しみにしている」と含みのある発言も行った。
ライス氏は昨年夏、米大統領選へ向けた共和党全国大会で演説して好評を得て、大統領選出馬への野心も取りざたされた。ただ、当人はこの憶測を否定していた。
フォックスニュースの調査によると、3位には37%をそれぞれ集めたニュージャージー州のクリス・クリスティー知事と昨年の大統領選で共和党の副大統領候補だったポール・ライアン下院議員が入った。ジョー・バイデン現副大統領は35%だった。
党派別に見た場合、民主党支持者と称する83%がクリントン氏は優れた大統領になると回答。60%がバイデン氏にその資質があると応じた。共和党支持者では、62%がライアン氏、54%がライス氏への期待を示した。
今回調査は2月4~6日、全米の1010人を対象に電話で実施した。