管制センターに男が放火、シカゴ空港など1950便欠航
(CNN) 米イリノイ州オーロラの航空交通管制センターで現地時間26日午前6時前、36歳の契約社員の男が管制センターの地階で放火した後、ナイフで自殺を図り、職員らが避難する騒ぎとなった。オーロラ警察署長が明らかにした。
この影響で、シカゴ・オヘア国際空港とミッドウェー空港で一時離発着が見合わせとなったが、当局によると、同日午後に両空港で一部運航が再開されたという。
オーロラ警察署長によると、管制センターに放火した男はイリノイ州ネイパービル出身で、現在病院で治療を受けているという。
捜査当局によると、今回の事件はテロとは無関係だという。現在、他空港の管制官らがシカゴ発着便の管理を支援している。
シカゴ市航空局の26日午後6時の発表によると、この事件の影響で、オヘア国際空港で1500便、ミッドウェー空港で450便が欠航となった。サウスウエスト航空は同日、ミッドウェー空港とシカゴ近郊のウィスコンシン州ミルウォーキー市にあるジェネラル・ミッチェル国際空港ですべての航空便運航を一時停止した。
国際空港評議会(ACI)によると、オヘア国際空港は昨年の航空機発着回数が88万3000回で、世界で2番目に航空機の発着が多かった。