ホルダー米司法長官が辞意表明、アフリカ系で初
ワシントン(CNN) 米司法省のエリック・ホルダー長官は25日、ホワイトハウスでオバマ大統領と共に記者会見して辞意を表明した。後継者が決まった時点で辞任する。
記者会見でホルダー氏は、「あと数カ月で司法省を去る」と表明。辞任した後も「我が国をもっと建国の理想に近付けるために努め続ける」と語った。
ホルダー氏はクリントン政権下で司法副長官を務めた後、2009年2月にアフリカ系米国人として初めて司法長官に就任。6年近くにわたり、テロ容疑者らの訴追や同性愛者の権利向上といった課題に取り組んできた。
オバマ大統領はホルダー長官のそうした功績をたたえ、「素晴らしい仕事をしてくれた」と感謝の言葉を贈った。
ホルダー氏は正式発表を前にCNNの電話取材に応じ、オバマ政権2期目の最後まで司法長官職にとどまるつもりはなかったと説明していた。司法省が落ち着いている今が辞任の潮時だと述べ、「自分が大切だと思う分野で多くのことを成し遂げた。自分たちのやった仕事に満足している」と振り返った。