オバマ政権、キューバへの渡航制限緩和を発表
ワシントン(CNN) 米オバマ政権は15日、キューバとの国交正常化に向け、渡航制限や貿易制限の緩和を発表した。
新規定では米国人が一定の基準を満たせば財務省の許可がなくてもキューバへ渡航できるようになる。この規定は16日から発効する。
対象となるのは家族に会いに行くキューバ系米国人や公務で出張する米政府関係者、取材に訪れる記者などのほか、教育、文化、宗教などの理由で渡航する場合も許可を得る必要がなくなる。
米国人のキューバ渡航を手配する旅行会社や航空会社も、財務相の免許が不要になる。キューバで米国人がクレジットカードを使うことも認められる。
米政府はまた、キューバの首都ハバナに米大使館を設置する計画を進めていることも明らかにした。プリツカー商務長官は年内にキューバを訪問する。